68-衆-地方行政委員会-34号 昭和47年06月09日

昭和四十七年六月九日(金曜日)午前十時三十分開議
 出席委員
   委員長 大野 市郎君
   理事 上村千一郎君 理事 大石 八治君
   理事 塩川正十郎君 理事 中村 弘海君
   理事 豊  永光君 理事 山本弥之助君
   理事 小濱 新次君 理事 門司  亮君
      高鳥  修君    中島 茂喜君
      中山 正暉君    綿貫 民輔君
      細谷 治嘉君    山本 幸一君
      横山 利秋君    桑名 義治君
      和田 一郎君    林  百郎君
 出席国務大臣
        自 治 大 臣 渡海元三郎君
 出席政府委員
        消防庁長官   降矢 敬義君
        消防庁次長   山田  滋君
 委員外の出席者
        大蔵省主計局主計官      加藤 隆司君
        建設省道路局日本道路公団・本州四国連絡橋公団監理官    伊庭 武男君
        建設省住宅局建築指導課長   救仁郷 斉君
        自治省税務局固定資産税課長  小川  亮君
        消防庁消防課長 青山 満夫君
        地方行政委員会調査室長    日原 正雄君
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本日の会議に付した案件
 消防法等の一部を改正する法律案(内閣提出第九〇号)(参議院送付)
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○大野委員長 これより会議を開きます。
 参議院から送付されました消防法等の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を行ないます。
 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。横山利秋君。

[中略]

○林(百)委員 われわれが常識的に考えれば、燃えるというのは、炎が出て燃えるのですけれども、炎が出て燃えなくても、いぶる程度でも非常に有毒ガスを発生する繊維製品やあるいは建材があわけですね。そういうものの規制を、新しい観点での消防行政として考えなくていいのでしょうか。燃えないもの、燃えないことだけの消防行政というだけでは、最近の建材や最近の繊維製品の実情から言って、実情に沿わないのじゃないでしょうか。燃えるというのは、炎を出してどんどん燃えるのですから、それは一酸化炭素も出るでしょうけれども、しかし、一酸化炭素を出して、炎を出して燃える前に、いぶって出る煙を吸えば窒息する。有毒ガスがそこから出るわけですから、そういうものも注意の表示をするなり、あるいは、あるやむを得ない場合の個所は別として、そういうものを建材として使わせない方向に規制していくということが大鵬じゃないでしょうか。そういう点、新しく化学的な観点から消防の対策を講じていくという姿勢が必要だと思いますが、どうでしょうか。

○降矢政府委員 いま、千日ビルの火災に関連した繊維の問題をお話しいたしましたが、確かに、いまの建材の問題につきましては、廊下等を中心にして、たとえば石こうパーライトとか、石綿のスレートとか、そううい不燃材料で内装するということはすでに実施されておるところでございます。それからまた、準不燃材料と申しまして、石こうボードとか、木目のセメント板とか、たとえば高い建物においては、火を使うところの部屋はそういうもので内装しなければならぬというような規定も設けられ、また実行されているところでございます。
 いずれにいたしましても先生のおっしゃるように、材料そのものの不燃化を推進するということは当然でございまして、さらにこの普及につきましても、昨年来、建設省と私のほうで共同で協力をいたしまして、いろいろなパンフレット、ポスターその他を通じて、この不燃材料、難燃材料の問題をずいぶん普及したわけでございます。御趣旨のように、建材そのものについてそいう方向で努力しておりますが、燃えないということは、つまり不完全燃焼もなかなかしないということでございまして、煙とガスを同時に出さないようなものをもっと研究する。これは当然でございます。

○林(百)委員 そういう問題について積極的に化学的な研究をされて、消防行政がそういう面にまで手が届くような措置をされることを私は強く要望したいと思います。最近の火災の現状を見ましても火で焼け死ぬというよりはむしろそういうものから発生するガスによって窒息死するということがありますので、十分注意されたいと思います。
 あと二点ほどお尋ねしたいのですけれども、消防団員ですが、私の出身地で最近火事が起きまして、消防団員がホースを持って水をかけている間に、高圧の電気を通じている線に水がかかってしまって、そこから電気が逆流してきて団員が一人死んでいるわけですけれども、非常に気の毒だと思っております。そこで私はお聞きしたいのですが、消防団員というのは手当は一体どのくらい受けるのですか。こういう命がけの仕事をするのに、職員でない普通の団員というのは、一度火事があって出れば、幾らの手当がもらえるのですか。

[後略]