41-衆-商工委員会-10号 昭和37年10月11日

十月十一日
 神田博君、中川俊思君及び松平忠久君が委員長の指名で石油に関する小委員に追加選任された。
—————————————————————
昭和三十七年十月十一日(木曜日)
   午前十時二十六分開議
 出席委員
   委員長 逢澤  寛君
   理事 小川 平次君 理事 首藤 新八君
   理事 白浜 仁吉君 理事 中村 幸八君
   理事 板川 正吾君 理事 田中 武夫君
      浦野 幸男君    菅野和太郎君
      藏内 修治君    小平 久雄君
      齋藤 憲三君    正示啓次郎君
      田中 龍夫君    岡田 利春君
      北山 愛郎君    久保田 豊君
      多賀谷真稔君    辻原 弘市君
      中嶋 英夫君    中村 重光君
      山口シヅエ君    伊藤卯四郎君
 出席国務大臣
        国 務 大 臣 宮澤 喜一君
 委員外の出席者
        総理府事務官(経済企画庁総合開発局長)  大来佐武郎君
        総理府事務官(経済企画庁総合開発局参事官)      吉田  剛君
        外務事務官(経済局外務参事官)     二階 重人君
        通商産業政務次官       上林 忠次君
        通商産業事務官(通商局通商参事官)     谷敷  寛君
        通商産業事務官(鉱山局長)  川出 千速君
    —————————————
九月四日
 委員西村力弥君辞任につき、その補欠として實川清之君が議長の指名で委員に選任された。
同日
 委員實川清之君辞任につき、その補欠として西村力弥君が議長の指名で委員に選任された。
十月十一日
 委員浦野幸男君、齋藤憲三君、山手滿男君及び小林ちづ君辞任につき、その補欠として仮谷忠男君、坂田英一君、正示啓次郎君及び辻原弘市君が議長の指名で委員に選任された。
同日
 委員仮谷忠男君、坂田英一君、正示啓次郎君及び辻原弘市君辞任につき、その補欠として浦野幸男君、齋藤憲三君、山手滿男君及び小林ちづ君が議長の指名で委員に選任された。
    —————————————
本日の会議に付した案件
 経済総合計画に関する件(新産業都市建設促進法の施行に関する問題)
 鉱業に関する件(金属鉱業に関する問題、大谷石採石現場の保安問題及び天然ガス開発に関する問題)
 通商に関する件(日米通商に関する問題)
 派遣委員からの報告聴取
     ————◇—————

[前略]

○逢澤委員長 次に、天然ガス開発に関する問題及び金属工業に関する問題について質疑の通告がありますので、これを許可いたします。板川正吾君。

[中略]

○板川委員 当面は、私は遺憾だというだけではいけないと思う。どうしても早急に鉱業政策を確立をして、危機を打開する手を打たなくちゃならぬと思うのです。
 そこで伺いたいのですが、十月一日から八八%自由化を強行した。この自由化後における非鉄金属への影響といいますか、扱いといいますか、この問題について説明を願いたいと思います。

○川出説明員 十月一日になる前にすでに鉱産物の中の八〇%は自由化されておるわけでございます。十月に自由化されます予定になっておりました品目は十をこえておったかと思いますけれども、そのうちでいろいろ問題もございます三品目を具体的に申し上げますと、水銀とアンチモニーとタングステン鉱でございますが、これは自由化を延ばしたわけでございます。それから問題となります品目と言われておりましたマンガン鉱石と石綿につきましては、これは自由化ではございますけれども、いわゆる自動割当制のもとに、政府が輸入状況を監視態勢のもとに絶えず監視しつつ自由化をするという態勢で始めておるわけでありますけれども、ただいまのところそれに対する影響は現われていないわけであります。今後ともこの点につきましては慎重の上にも慎重に見守っていきたいと思っておるわけでございす。なお通常国会におきましては、これはタリフ・クオータ制でやっておりますけれども、二次関税率の引き上げを考えておる次第でございます。

○板川委員 十月からマンガンと石綿をやったわけですね。このマンガンと石綿が自由化した結果、非常に輸入が急増して、国内産業が困るような場合には関税を上げるなりあるいは停止をさせるなり、割当制度を復活するなりして、急激な打撃を与えないような調整をする、こういうことですか。

○川出説明員 おっしゃる通り万全の措置をとりたいと思っております。

[後略]