24-衆-国土総合開発特別委員会-25号 昭和31年09月26日

昭和三十一年九月二十六日(水曜日)午前十時三十四分開議
 出席委員
   委員長代理理事 松田 鐵藏君
   理事 川村善八郎君 理事 薄田 美朝君
   理事 竹谷源太郎君 理事 渡辺 惣蔵君
      相川 勝六君    五十嵐吉藏君
      林  唯義君    坊  秀男君
      本名  武君    北山 愛郎君
      小平  忠君    岡田 春夫君
 委員外の出席者
        北海道開発庁次長       田上 辰雄君
        総理府事務官(経済企画庁開発部長)    植田 俊雄君
        文部事務官(大学学術局庶務課長)    前田 充明君
        農林事務官(大臣官房長) 永野 正二君
        農林事務官(振興局参事官)      庄野五一郎君
        林野庁長官   石谷 憲男君
        通商産業事務官(大臣官房総務課長)     中野 正一君
        通商産業事務官(大臣官房物資調整課長)   石井 秀平君
        運 輸 技 官(港湾局長)  天埜 良吉君
        建 設 技 官(河川局長)  山本 三郎君
        建設事務官(河川局次長) 美馬 郁夫君
        建 設 技 官(道路局国道課長)      河北 正治君
        建 設 技 官(道路局地方道課長)     大串 満馬君
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九月二十六日
 委員伊藤郷一君、植木庚子郎君及び瀬戸山三男
 君辞任につき、その補欠として坊秀男君、五十
 嵐吉藏君及び相川勝六君が議長の指名で委員に
 選任された。
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本日の会議に付した案件
 派遣委員より報告聴取
 国土総合開発に関する件
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[前略]

○松田(鐵)委員長代理 これより会議を開きます。
 本日も廣川委員長は病気のため出席されておりませんので、私が委員長の職務を行いますから、さよう御了承願います。
 これより国土総合開発に関する件について議事を進めます。
 さきに東北、北海道に委員を派遣し、それぞれ実情調査をして参ったのでありますが、この際派遣委員より報告を聴取いたします。まず、東北地方について竹谷源太郎君。

[中略]

○松田(鐵)委員長代理 北海道地方については渡辺惣蔵君。

○渡辺(惣)委員 北海道地方の調査について、以下既略御報告申し上げます。
 北海道班は、去る八月六日午前函館市の北海道庁渡島支庁に集合いたしまして、八日間にわたって調査を行い、まず道南地方以後、後志、空知、上川地区を経て網走地区に入り、最後に十勝地区に至り、八月十四口帯広にて解散し、日程通りここに調査を滞りなく終了いたした次第であります。
 < 略>
 第三に、鉱業、特に地下資源の開発等について申し述べますと、視察をして参った鉱山は、住友余市鉱山、銅、鉛、亜鉛、硫化鉄等であります。三井砂川鉱山(石炭)及び国力鉱山(鉄、マンガン)等でありまして、また長万部町内に噴出している天然ガスの利用状況等を見て参りました。
 北海道は積丹半島、十勝川上流トムラウシ地帯を初めといたしまして、各所において各種の鉱産に富み、たとえば石炭は全国対比四八%を産し、水銀、石綿のごとく北海道のみのものもあって、金、銀、銅その他地下資源はきわめて豊富であるにかかわらず、実情は地下資源調査の立ちおくれのため、また一方鉱山の多くが山間僻地にあり、加えて積雪、寒冷の悪条件のもとに、鉱山道路、輸送力の不備のために、鉱業の開発、振興をはばんでおり、眠れる宝庫は依然としてそのまま放置されていることは、きわめて遺憾なことであります。従って、鉱業の振興、開発は、地下資源の基本的調査が徹底的になされることが、要諦でありまして、あわせて立地条件の改善のために鉄道、鉱山、道路等の建設が促進されなければならないところであります。これらの具体的な対策として考えられることは、政府投資によるボーリング会社というようなものを設立して、個人等が私有している鉱区を積極的に開発する方法を真剣に考慮すべき必要を痛感いたした次第であります。
 なお採鉱または天然ガス等の採掘に伴い、地元にそれらの関連産業等があまり発展していないのは遺憾な点でありまして、その点に関して格段の研究努力が必要であると思われたのであります。
 以上で、産業振興として農業、水産業及び鉱工業等に関係することを申し述べたのでありますが、総合開発を推進するに当っては、試験所、測候所等の試験、研究機関の整備、陣容の充実をはかることが必須要件であることを申し述べておきます。
 < 略>
 最後に、調査の結果得た結論等につきましては、これは早期実現できますよう政府当局、特に本日御列席の農林省、建設省、通産省、文部省、北海道開発庁等の関係各機関の御協力を要望して、報告を終る次第であります。

○松田(鐵)委員長代理 この際、私から廣川委員長の簡単な報告を代理して申し上げます。
 廣川委員長は、帯広にて解散後、帰途、網走、上川地区等を経て、八月十七日道庁にて北海道知事と調査事項に基く対策等について協議し、十八日帰京いたしました。
    〔「なぜ報告するのか」と呼び、その他発言する者あり〕

[後略]